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整備士資格の取得方法

整備士資格って何種類あるの?

まず初めに整備士資格にいくつか種類があるのをご存じでしょうか。検査員や特殊整備士と呼ばれるものや3級や2級、1級と呼ばれる中にもいくつか種類があります。

  1. ◆3級整備資格
  2. ・3級自動車シャシ整備士
  3. ・3級自動車ガソリン・エンジン整備士
  4. ・3級自動車ジーゼル・エンジン整備士
  5. ・3級二輪自動車整備士
  6. ◆2級整備資格
  7. ・2級ガソリン自動車整備士
  8. ・2級ジーゼル自動車整備士
  9. ・2級自動車シャシ整備士
  10. ・2級二輪自動車整備士
  11. ◆1級整備資格
  12. ・1級大型自動車整備士
  13. ・1級小型自動車整備士
  14. ・1級二輪自動車整備士
  15. ◆特殊整備士
  16. ・自動車タイヤ整備士
  17. ・自動車電気装置整備士
  18. ・自動車車体整備士
  19. ◆自動車検査員

整備士の資格で何ができるのか?それぞれの違いについて

持っている整備士資格で「自動車の整備できる対象」や「できる業務」が決まります。

例えば3級自動車ガソリン・エンジン整備士の資格ですと、対象はガソリンエンジンの普通自動車、四輪・三輪の小型自動車、四輪・三輪の軽自動車になり、行える作業はエンジン部の基本的な整備(タイヤ交換、オイル交換 、点検整備など、各装置の簡単な整備 )となります。しかし作業を行うにあたって2級以上の現場監督役が必要になり、単独で作業の完結はできません。

これが2級ガソリン自動車整備士になると対象は変わらずにほとんどの点検・分解整備が単独でおこなえるようになり、サスペンションやエンジンの分解といったハイレベルな整備も可能になります。

また、「1級小型自動車整備士」を取得するとガソリン、ディーゼル等のエンジンや整備する箇所にかかわらず、有資格者として整備業務が可能です。

詳しくはこちら[整備士のおしごと]でご紹介してます。

整備士資格の取得方法について

整備士資格の取得には種類によって異なりますがいくつかの条件と方法があります。

3級、2級整備士資格の取得方法について

整備士になるにあたってまず目指すべき資格が2級の整備士資格です。2級を所持していることによって単独での作業が行えるようになり、業務幅が格段に広がります。3級については2級の資格を取得する前提となりますので下記でまとめてご紹介します。

2級整備士の取得方法は4つあります。

  1. 1. 整備士学校へ通い、二級自動車整備士の養成課程を修了することで受験資格が得られます。
  2. 2. 高等学校の「自動車科」を卒業している場合、3級の受験資格を得ているため、3級取得後さらに3年の実務経験を積むことで2級の受験資格が得られます。
  3. 3. 高等学校の「自動車科」を卒業している場合、実務経験を6か月積むことで3級の資格を得ることができます。3級取得後に3年の実務経験を積むことで2級の受験資格が得られます。
  4. 4. 別業界からの場合、実務経験を1年積むことで3級の資格を得ることができます。3級取得後に3年の実務経験を積むことで2級の受験資格が得られます。

1級整備士資格の取得方法

自動車整備のスペシャリストである1級の資格ですが、試験難易度もあがり、2級整備士から取得するには実務経験が3年も必要というかなりハードな資格となっております。

1級の整備士資格の取得方法は主に2つです。

  1. 1. 2級整備士資格を取得後、3年の実務経験を積むことで受験資格が得られます。
  2. 2. 整備士学校へ通い、一級自動車整備士の養成課程を修了することで受験資格が得られます。

特殊整備士の取得方法

各項目ついてのスペシャリストの証となる資格です。この資格を所持していないとできない業務はありませんが、「知識や技術が認められている」という証明になります。

取得方法は主に4つあります。

  1. 1. 整備士学校へ通い、該当の特殊整備士養成課程を修了することで受験資格が得られます。
  2. 2. 整備士学校へ通い、二級自動車整備士の養成課程を修了後に実務経験を1年積むことで受験資格を得ることができます。
  3. 3. 高等学校の「機械科」(電装の場合は「電気科」)を卒業している場合、実務経験を1年6か月積むことで受験資格を得ることができます。
  4. 4. 別業界からの場合、実務経験を2年積むことで受験資格を得ることができます。

自動車検査員の取得方法

自動車の整備のみではなく検査(車検)ができるようになる資格です。

受験条件として1級整備士または2級ガソリン車整備士、2級ジーゼル車整備士の資格の所持が必要であり、通常の整備経験に加えて、[整備主任者研修の受講]と現場から任命される[「整備主任者」としての経験]も必要になります。

結局どの整備士資格を取得すればいいの?

整備士資格により扱える車種が異なりますので自身がどの程度まで整備できるようになりたいかによります。

とりあえず自動車整備の業務に携わりたい!

実は自動車整備の業務に携わるにあたって、資格は必須ではありません。確かに資格を取得していると行える業務は増えますが、実際に資格を持っていなくても整備工場で働いている方はいらっしゃいます。また実務経験から資格取得も可能なので、とりあえず経験を積んで資格取得を目指すということも可能です。

一般的な自動車整備の業務を行いたい!

自動車整備工場で整備のお仕事をしたい方であれば、まずは2級のガソリン、ジーゼルを目指すのがよいかと思います。2級の資格を所持していれば自動車分解整備事業の必須要員になりますのでお仕事も探しやすくなります。

整備だけでなく車検にも携わりたい!

自動車の整備だけでなく検査を行いたい場合は[自動車検査員資格]の取得をおすすめします。

また検査員については「指定整備工場」に必ず必要な人員になり、車検が行えることで整備資格のみよりもお給料も増える傾向があります。

いろんな車種の整備を行いたい!

様々な自動車の整備を行いたい場合は1級の取得をおすすめします。1級の整備資格を持っているとガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、整備する箇所にかかわらず、有資格者として整備業務が可能です。さらに近年増加傾向にあるハイブリッド車や電気、水素自動車の整備にも有資格者として業務が可能になるのであらゆる整備現場で重宝されるようになります。

最後に

整備士資格の取得方法についてご紹介させていただきました。ご自身がどのような整備を行いたいか、どこまで技術を伸ばしたいかの参考になれば幸いです。

整備士の資格でどのような業務ができるのかについても[整備士のおしごと]でご紹介してます。

またメカニカレでは整備の仕事をしたいが「経験がない」「資格を持っていない」といった方の「なりたい」を応援しています!説明会・見学会も行っておりますので、下記よりお気軽にお申し込みください!

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